【ORAS フリー対戦使用構築】『七夜の願い星ジラーチパ ORAS ver.』(コンセプトPT)

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[構築経緯]

2013年12月にXYで組んだ下記リンク先のジラーチパが1構築の完成度としては微妙であると感じていたこと、ORASボーマンダのメガ進化が登場したこと、冒険の舞台が映画と同じホウエン地方であること等からモチベーションを得たことで、新たにメガボーマンダを中心に試行錯誤を重ねつつ新生ジラーチパを組み始めた。

これが丁度ORASレート最終シーズンが終了した直後の時期である。

 

yugery.hatenablog.com

 

まずは、メンバーを変えずにXY同様のステロ欠伸展開で、マンダだけをメガ進化させて様々な技構成や調整で試運転してみた。

それでもそこそこ勝てたのだが、ジラーチの電磁波と欠伸のアンチシナジーによって自身の行動を制限してしまっている事や、サマヨールの眠る守るにより大きく隙が出来てしまうこと、積み両刀メガアブソルの全抜き性能が低い事等、諸々の要素が気に入らなかったので再度一から壁展開で組んでみることにした。

 

そうして、メンバー構成やメガか非メガかも含めて構築全体を考え直し、ジラーチは配達員乱数産の陽気個体、メガアブソルはゴージャスボール入りの陽気ASベースの剣舞型、サマヨールはプレシャスボール入りのお見通しの痛み分け型をツモった。

 

日本語ROMのΩRで計300戦弱程してから英語ROMのαSに輸送して初めてWi-Fiに潜った際は、グラエナは吠えるを毒に変更した型、マンダはS136→156の型を運用しており、無敗のまま23連勝することが出来た。

しかし、これもグラエナが身代わり持ちに隙を見せてしまうことや構築全体としてボルトロスや鬼火持ちのファイアローが重いという致命的欠陥を偶然回避出来たことで勝てていただけだったので、この枠はそれらに強いライボルトを採用することにした。

 

 因みに、ジラーチ以外は全て3世代で存在していたボールのみで被りがないように編成しているので、本来はよりマッチしているであろうボール(例えばライボルトに対するクイックボールやスピードボール等)に入れることはしていない。

 

 

 

 

 

[構築紹介]

※1 以下のダメ計は全て急所・命中率考慮(分数は非考慮)、状態異常非考慮。

※2 特殊型は全てA0であり、ポイマ&ポイアを大量投与している。

 

ジラーチ inプレシャス @光の粘土

天の恵み

陽気 207(252)-120-120-*-121(4)-167(252)

コメットパンチ/電磁波/光の壁/リフレクター

 

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H:地球投げ4耐え

      16n-1

 

A:コメパンでガブの地震耐えサナ確1

      2回目までにA↑を引けばB4ガブ確3(命中率込みで46.656%)

 

B:A182マンムー・ガブの地震耐え(170〜204/207)

      A200マンムー・ガブの地震52.73%耐え

      A189マニューラの叩き耐え(174〜206/207)

      A172マニュの叩き+礫98.4375%耐え

 

D:C182ゲンガーの珠シャドボ87.89%耐え

    C146ボルトの10万77.80%で3耐え

 

S:ゲノセクト抜き

      同速意識

 

B<D

 

 

・限定技であるコメパン持ちの「デコロラジラーチ」。BW配達員乱数産。

 

・先手若しくは後手で殆どの攻撃を耐えてから壁or電磁波を安定して撃つ事が出来る点と、天の恵みにより40%でA1段階上昇するコメパンを1ウェポンとする点から連想出来る「リフスト1ウェポンの両壁ジャローダ」以前から存在していた優秀な起点作成要員。

 

 

 

 

 

ボーマンダ♂ inダイブ @メガストーン

NN:ボーマンマン

威嚇 → スカイスキン

意地 201(244)-187(116)-106(44)-*-107(52)-127(52)

    → 201(244)-198(116)-156(44)-*-117(52)-147(52)

八つ当たり/龍舞/身代わり/羽休め

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H:地球投げ4耐え

 

A:11n

    A1↑恩返しでHB特化ポリ2確2(96~114/192)(>クレセ>スイクン

         H4振りメガギャラ確1(172~204/171)

                  H4振りガルーラ確1(186~219/181)

                          (>B4振りガブリアス確1(192~226/183))

                              H振りガルド(剣)70.70%の乱1(159~187/167)

     A2↑恩返しでH4B252振りラッキー88.28%の乱1(HB特化は53.13%)

 

B:A1↓ A216ランドの封じを身代わりが71.8%耐え

   壁下でA200ガッサの封じを身代わりが71.8%耐え(A2↓は49.53%耐え)

      A204カイリューの逆鱗64.45%耐え(壁下は66.26%で2耐え)

      A182ガブの逆鱗93.75%耐え(壁下は87.89%で2耐え)

   A1↓ A100ムドーのドリくち・アイヘを身代わりが87.89%で2耐え

 

D:無振りガブ確1調整の冷ビ耐え

      C222ガルドのシャドボ82.03%耐え(壁下めざ氷は82.40%で2耐え)

      C167メガアブソルの冷ビ17.58%耐え

 

S:メガ前で最速ガッサ抜き抜き

      メガ後で準速ガブ抜き抜き

 

メガ前 B<D

 

 

・メインエースであり、8割方此方を選出する。(因みに、巷ではガルーラが最強などと言われているが、使い方次第で禁止級伝説にも十二分に対抗出来るこのポケモンこそが最強であると自分は考えている。)

 

・やんちゃAcSバシャ@珠に後出ししてはいけない。未メガは威嚇込みフレドラ(52~62)or 膝(56~66)、既メガはフレドラ(53~62)or 膝(58~69)に続くめざパ(135~161)で落ちてしまう可能性があるためである。よって、事前にジラーチで壁を張っておく必要がある。

 

・トレースポリ2は、2サイクル目でスカイスキンをトレースさせ、(電磁波持ちの可能性が高い場合は身代わりで透かししつつ)A1↑八つ当たり2発で処理する。

 

エアームドは、威嚇を入れさえしてしまえば「ドリくち/毒/挑発/羽休め @ゴツメ」の型以外は完全にただの起点で、この型でも電磁波を入れておけば起点になり得ることや、メガヤドランも技構成が通常「熱湯/鉄壁/怠ける/毒or電磁波」でマンダに有効打が無いことから受けルはそこそこ崩しやすいが、決して身代わりもS1↑も無い状態でグライオンに居座ってはいけない。

 

 

詳細な調整経緯は此方に掲載しています ↓

 

yugery.hatenablog.com

 

 

 

 

 

③ アブソル♂ inゴージャス @メガストーン

NN:かま♠イタチ

正義の心 → マジックミラー

陽気 140-182(252)-80-*-82(12)-138(244)

    → 140-202(252)-80-*-82(12)-182(244)

叩き落とす/不意打ち/馬鹿力/ †チュイーン†

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A:A2↑馬鹿力でHB特化ブラッキー確1(204~242/202)

   A2↑叩き2回でHB特化スイクン247/256の乱数(121~144+82~97/207)(A4↑叩きは29.69%の乱1)

   A2↑叩きでH4B252振りジャロ確1(151~178/151)

   A2↑叩きでHB特化クレセ確1(236~278/227)

   A3↑馬鹿力でHB特化ポリ2確1(194〜230/192)

      A2↑叩き2回でHB特化ポリ2 127/128の乱数

      叩き+不意打ちでB4ガブ225/256の乱数

      A1↑馬鹿力でH4B252振りメガガル94.14%の乱1

      馬鹿力で無振りサザン93.8%の乱1

      叩きでH振りメガゲン37.5%の乱1

      A2↑不意打ちでガブ抜きの H185 B114アロー23.83%の乱1

  

D:C191メガゲンのヘドばく93.7%耐え(C190なら確定耐え)

 

S:メガ前で準速85族抜き

    メガ後で最速ジャロ抜き

 

B<D

 

 

・サブエースであり、ポリ2・クレセ・ドサイドンバンギラス等、マンダでは対処が面倒なポケモンが複数いた場合に選出する。低火力高耐久系サイクルを崩しやすい。

 

・A172メガクチートのA2↑不意打ちは82.42%の乱1なのに対し、A2↑不意打ちでB4ガブ17.97%の乱1(ステロ込みで53.13%)であり若干の火力不足感は否めない。

 

・Dは4→12に変更することによりC191メガゲンのヘドばくが12.5%→6.3%になるので、型バレを考慮しないなら振る方が良いのだが、考慮するならばSに全振りすることを薦める。

 

 

・アローに対して弱くなるので採用はしなかったが、もしかすると下記の型も悪くはないかもしれない。

 

無邪気 A191(164)~201(244) C137(12)~147(92) S183(252)

叩き/馬鹿力/冷ビ/ †剣舞

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A:剣舞後のブラッキー・クレセ・スイクンジャローダ等への乱数有利

 

C:C137(12)冷ビでD4振りガブ88.56%の乱1 

    C142(52)冷ビでD4振りガブ・H振りランド確1

       C145(76)冷ビでH201マンダ41.41%の乱1

 

S:ジャロ抜きのマンダ抜き

 

 

 

 

 

サマヨール♀ inプレミア @進化の輝石

NN:サマサマさま

お見通し

図太い 147(252)-67-200(252)-*-151(4)-45

ナイトヘッド/鬼火/痛み分け/スキルスワップ

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・受け兼起点作成要員。

 

・氷の礫持ちのマンムー・マニュ・パル、カイリュー等にマンダを止められないように鬼火を撒くのが主な役割。

 

・A172珠マニュの叩きでジラーチが落ちてしまう(205〜244/207)ので、それをサマヨで甘んじて受け、鬼火を入れる。

 

・この構築に出てくるガルーラは噛み砕く持ちも多く、分はあまり良くない。

 

・スキスワにより、マンダ・グライ・チル・ヘラ・ガル・サナ・カイロス・ニンフ等を相手取ることが出来る。(ポイヒはスキスワ時に全蓄積分のダメージを受けるので、グライには直ぐにはスキスワを撃たない)

 

・ガルに有効打がないことを差し引いても、お見通しによる情報はかなりのアドであり、更にゴツメも喰らわないので、投げ(特性プレッシャーのみ)<ナイヘ。

 

 

 

 

 

フライゴン♀ inネスト @拘りスカーフ

NN:過って付ける前に輸送してしまったためナシ

浮遊

陽気 155-152(252)-100-*-101(4)-167(252)

逆鱗/地震/岩雪崩/蜻蛉帰り

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A:逆鱗でB4メガリザX確1(156〜188/153)

      地震でH振りメガゲンガー確1(170〜204/167)

      地震でH4振りメガスピアー確1(141-166/141)

 

D:C146化身ボルトのめざ氷23.83%の乱1(C145は12.11%の乱1)

      C232メガリザYのオバヒ確定耐え(126〜149/155)

   C197シャンデラの眼鏡シャドボ87.89%耐え

 

S:最速サザン抜き(リザ・ガモス等の最速S1↑100族にワンチャン取るため)

 

B<D

 

 

・XY ver.で使用したものと同個体。

 

・サザン・ガモス・ボルト・バンギ・ラティ・ガブ・ドラン・リザ等に対して強く出られ、ゲッコウガ等の高速アタッカーを相手にする時にも便利。

 

 

この型のメリットの詳細は此方をご参照下さい ↓

 

yugery.hatenablog.com

 

 

 

 

 

ライボルト♂ inリピート @気合いの襷

NN:とんがりコン

避雷針

臆病 145-72-100-157(252)-101(4)-172(252)

放電/火炎放射/目覚めるパワー(氷)/怪電波

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C:H155ボルト放電で66.01%の乱2

      H186ボルト@オボンをめざ氷で77.07%、放電で72.46%の乱3

 

S:104族抜き、同族・凖速120族意識

 

B<D

 

 

・ファウンスのラクライ達によって本編に出演していると錯覚してしまいがちなポケモンだが、実はアバンにしか登場していない。

 

・C2↓補助技を最速で撃てるポケモンであり、怪電波はガモスの起点防止やロトム・ポリ2・スイクンの火力下げに重宝する。(なお、避雷針をトレースしたポリ2には効かないので注意。)

 

・本個体はあくまでも日常的なフリー対戦環境に適したものであり、もう少しレート的環境に偏りボルトロスが増えた場合は、下記リンク先のような個体を使用することもある ↓

 

yugery.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

[使用所感]

・2017/07/07に動画の上がったたすぃかさん(YouTuber)のジラーチパを、ひたすら捏ねくり回したこの構築とは掛けた労力も質も雲泥の差だと思ってしまったくらいには自信のある構築であった。

しかしながら、自分自身も七夕にちなんで久々にこの構築で潜ったところ、6連勝するまでの間にPTの欠陥を嫌と言うほど自覚させられたので、しょんぼりと萎え申し上げてDSをそっ閉じした。

 

その欠陥のうちの大きな要素の1つは、ジラーチに下手に耐性・耐久があるせいで、冷ビ等の「マンダへの交代はリスキーになるが、ジラーチには通らない技」でチマチマと粘られて壁ターンを調整をされてしまうことである。

仮にジラーチのコメパンA上げでそういった行為を牽制したとしても、死に出しで出て来る高速アタッカーに先手で落とされてしまうことで起点回避されてしまう。

 

但し、中級者以下がその殆どを占める微温湯環境のORASフリーでは、500戦以上やっても実際にそういったプレイングをされたことは殆ど皆無であり、総合的に見れば禁止級伝説群で構成されたPTにもかなり対応出来るので完成度としてはそこそこ高いと思う。(ダークライレックウザアルセウス・ゼルネアスのうち複数体が同時選出されると苦しくなる)

 

 

・禁止級伝説パや高レート達成構築を相手にする際は、ライボルトを下記のゲンシグラードンにすると良いと思う ↓

 

ゲンシグラードン @紅色玉

陽気 AS

地震/炎P/ドラクロ/剣舞

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[English Sub(Text only)]

 a Team of "Jirachi: Wish Maker"

 

① Jirachi @ Light Clay

Ball: Cherish Ball

Ability: Serene Grace

EVs: 207(252)-120-120-*-121(4)-167(252)

Jolly Nature

- Meteor Mash

- Light Screen

- Reflect

- Thunder Wave

 

② Salamence-Mega (M) @ Salamencite 

Ball: Dive Ball

Ability: Intimidate 

Happiness: 0 

EVs: 201(244)-187(116)-106(44)-*-107(52)-136(124)

    → 201(244)-198(116)-156(44)-*-117(52)-156(124)

Adamant Nature  

- Frustration 

- Dragon Dance 

- Substitute 

- Roost

 

③ Absol-Mega (M) @ Absolite

Ball: Luxury Ball

Ability: Magic Bounce

EVs: 140-182(252)-80-*-82(12)-138(244)

    → 140-202(252)-80-*-82(12)-182(244)

Jolly Nature 

- Knock Off

- Sucker Punch 

- Superpower 

- Swords Dance 

 

④ Flygon (F) @ Choice Scarf

Ball: Nest Ball

Ability: Levitate 

EVs: 155-152(252)-100-*-101(4)-167(252)

Jolly Nature 

- Outrage 

- Earthquake 

- Rock Slide 

- U-turn 

 

⑤ Dusclops (F) @ Eviolite 

Ball: Timer Ball

Ability: Frisk 

EVs:147(252)-67-200(252)-*-151(4)-45

Bold Nature 

IVs: 0 Atk

- Night Shade 

- Pain Split 

- Skill Swap 

- Will-O-Wisp 

 

⑥ Manectric (M) @ Focus Sash

Ball:Repeat Ball

Ability: Lightning Rod

EVs: 145-72-100-157(252)-101(4)-172(252)

Timid Nature

IVs: 0 Atk / 30 Def

- Discharge

- Flamethrower

- Hidden Power [Ice]

- Eerie Impulse

 

 

 

 

以上になります。ここまで目を通して頂き、ありがとうございました。

何かご意見・ご質問等御座いましたら、下部のコメント欄までお願い致します。(ログイン済みはてなユーザー様のみを対象とさせて頂きます)