【ORAS 『ジラーチパ』補足記事】身代わり持ち龍舞メガボーマンダの調整

 

f:id:Yugery:20190301031625g:plain

 

 

[素早さについて]

S127→147より下はギャラドスカイリュー等に対して弱くなってしまい扱いづらいと考えているので、そのラインを下限としました。

 

(S上昇補正候補)

 

S メガ前 メガ後
167→189(252) 最速100族意識 最速マンダ意識
160→182(204) 最速92族抜き抜き 最速113族抜き

 

(S無補正候補)

S メガ前 メガ後
152→172(252) 最速86族(ロトム)抜き  最速105族・同族意識
151→171(244) 最速85族・凖速98族(サザン)抜き 最速102族抜き(アロー等)抜き
150→170(236) 凖速97族(オノノクス)抜き 最速102族(ガブ)抜き
148→168(220) 臆病魔界ロトム抜き 最速100族(ガル・ガモス・リザ等)抜き
144→164(188) 最速77族(ドラン)抜き抜き S1↑でS2↑準速70族(パル・ラグ)抜き抜き
138→158(140) 凖速85族(ヘラ・ニドキング)抜き 最速91族(ランド)抜き
136→156(124) 最速71族(メガバンギ)抜き 最速89族抜き&準速102族(ガブ)抜き抜き
135→155(116) 最速70族(ガッサ)抜き  最速88族(ドリュ)&準速102族(ガブ)抜き
133→153(100) 凖速80族抜き 準速100族(ガル・ガモス・リザ等)抜き
132→152(92)   最速86族(ロトム)抜き
131→151(84)   最速85族(ヘラ・ニドキング)抜き
127→147(52)  最速61族(バンギ)抜き抜き 最速81族(ギャラ)抜き

 

 

[火力について]

メガ後A198からあらゆるポケモン(特にポリ2)に対するA1↑八つ当たりの確定数がズレるので、A198(116)を下限としました。

 

 

 

 

[両壁展開の龍舞マンダの耐久調整]

※ 以下のダメージ計算は、全て命中率・急所考慮。

 

まずは、最低ラインであるA198(116)・S147(52)で固定して考え、キノガッサギルガルドの攻撃を身代わりが耐える調整を施すことで積みの起点にすべく、それらのポケモンを仮想敵としてダメージ計算をしていきました。

(別のポケモンを起点にして突破した後に裏のこれらのポケモンに止められないようにするためでもあります。)

 

その結果、身代わりが努力値を32割いて漸く1だけHPが増えるとはいえ、Hは201(244)若しくは197(212)が1番効率が良いと分かったのでそこに固定しました。

(詳細を知りたい方は、お手数ですがご自身での計算をお願いします。)

 

 

☆それぞれの特徴

201:○ 本体の耐久は若干向上し、身代わり3回後に地球投げを耐える。

     × 鉄のトゲ・鮫肌に弱め。

 

197:○ ゴツメダメ最小、鉄のトゲ鮫肌に強め。

    × 本体の耐久値は若干下がり、身代わり3回後に地球投げを耐えない。

 

 

 

 

以下では、努力値の最低ラインを、HBは「A200テクニガッサの壁下岩石封じで身代わりが39.34%で割れるH212 B44」、HDは「C222ガルドの壁下シャドーボールで身代わりが35.55%で割れるH212 D36」とした時の、身代わりが割れる確率がズレるポイントを網羅的に羅列し比較検証しています。

 

※「H212 B20」「H244 B20」は、ガッサには壁下でも50.47%(つまり2回試行しても25%以上)という高確率で身代わりを割られてしまうので選択肢から外し、B努力値は44以上としました。

 

 

 

ガッサ 岩封

@壁

ガッサ 岩封

@A2↓

ガルド シャドボ

ガルド めざ氷 カイリュー 逆鱗 ガブ 逆鱗
① H244 B68 D28 17.7 28.2 35.55 27.22
② H244 B44 D52 28.2 50.47 17.97 17.6 33.74 17.6
③ H212 B92 D36 22.64 28.2 35.55 27.22
④ H212 B68 D60  28.2 28.2 23.83 17.6
⑤ H212 B44 D84  39.34 50.47 12.11 13.83 48.5 26.19

 

左から、A200テクニガッサの壁下・A2↓岩封で身代わりが割れる確率(%)、ガルドの壁下シャドボで身代わりが割れる確率(%)、ガルドの壁下めざ氷2発で落ちる確率(%)、A204カイリューの壁下逆鱗2発で落ちる確率(%)、A182ガブの壁下逆鱗2発で落ちる確率(%)

※ 後ろ3つに関するダメ計は、勝ち筋を拾うために必要とする時があるので掲載しています。

 

 

壁下のガッサ&ガルド(左から1番目と3番目)という観点においては、①は③の、②は④の完全上位互換であり、次に残りの①②⑤のどれが良いかを考えた結果、メガ前がB<Dであることにより後出しのDLポリ2に勝てる②⑤のうち、Bにある程度の厚さを持つ②の調整に決定しました。

(なお、壁無しA204カイリューの逆鱗1発で落ちる確率は、それぞれ②35.55% ⑤53.13%です)

 

 

 

結果的に、ASもこれで決定しSはやや遅めとなったので、ニドキングで少し困る可能性があり、S振りロトムの状態異常技は切ってしまっています。

耐久を最低限まで落とした下記の調整も使用していました。この型のコンセプト上、Sの最高値はこの辺りになります。

 

 

意地 H212 A116 B20 D36 S124(実数値136→156)

f:id:Yugery:20190301031625g:plain

B:A1↓ A216ランドの封じを身代わりが71.80%耐え

      壁下でA200ガッサの封じを身代わりが49.53%耐え(B100は38.40%耐え)

    A2↓のガッサの封じを身代わりが49.53%耐え(B100は32.83%耐え)

 

D:無振りガブ確1調整の冷ビ耐え

    C222ガルドのシャドボを64.45%耐え(D100は35.16%耐え)

 

S:S1↑で準速ガブ抜きランド抜き

 

 

 

なお、ここではギルガルドを仮想敵にしていますが、実際には輝石ニダンギルの方が遥かにキツい、というより無理です。剣舞ジャイロの火力が凄まじい上、ガルドと違って隙がないからです。実際に数回会ってボコボコにされました()