【ORAS 『デオキシスパ』補足記事】トドゼルガ調整経緯

 

 

(A) ステロ展開 ver.のトド

トドゼルガ @ラムorオボン

鈍感

図太い HBDのみ

冷ビ/零度/欠伸/吠える

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HD:C255ゲンシカイオーガの雷確定耐え(>C232デオキシス(A)の気合い玉)

 

 

まずここまでは固定して考え、次にHP4nを除いた全てのHBDで「上から幾つの乱数まで落ちてしまうか」を検証していきました。

 

左から、A189バシャの膝、A188メガミミロップの膝、C216レボルトの10万、A216メガボーマンダのA1↑捨て身、A146アローの鉢巻きブレバ2発

①H217(252)B150(212)D116(44)       2,1,3,4  ,9

②H215(236)B151(220)D117(52)       2,2,5,4  ,8

③H214(228)B151(220)D118(60)       2,2,3,5  ,9

④H213(220)B152(228)D118(60)       2,1,3,5  ,10

⑤H211(212)B154(236)D119(68)       2,1,3,4   ,9

⑥H210(204)B154(236)D120(76)       3,-,5,5

⑦H209(196)B155(244)D120(76)       2,2,5,4

⑧H207(188)B156(252)D121(84)       2,1,3,5

⑨H206(180)B155(244)D123(92)       3,-,3,5

⑩H205(156)B156(252)D123(100)     3,-,3,5
 

ここから①と⑤で選択となりましたが、反動技の与ダメ増加・オボンにした場合の回復割合増加・メガサーナイト・メガギャラドス等複数の他ポケモンからの被ダメ割合を考えて①にしました。

 

 

 

(B) 壁展開 ver.のトド

トドゼルガ @残飯

鈍感

図太い C116(4) S114(228)、残りHBDのみ

冷ビ/アンコ/身代わり/零度

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H:身代わりのHP51以上(205-217)

具体的候補としては、5連身代わりが可能な中で身代わりの耐久指数最大の16n+1,6(,10)である「209,214」か、若しくは5連身代わりが不可能な中で身代わりの耐久指数最大の4n+1である「205,209,213,217」

(残飯回復効率も加味すると、採用優先度は209,214,213,217,205の順となる)

S:最速ラッキー抜き抜き∩こご風後最速ガブ抜きスイクン抜き

 

 

まずここまでは固定して考え、次に「身代わりが割られる確率」を検証していきました。

(1)無振り・4振りグライの地震

(2)無振り・4振りヌオーの地震

(3)無振り・4振りクレセのキネシス

(4)無振り・4振りブルンのシャドボ

(5)無振り・4振りメガヤドランの放射

(6)無振り・4振りモロバレルのヘド爆

 

※ ムドーのアイヘ・嘴(>ブラッキーバルジーナ等のイカサマ)とC特化ハピの放射は、全ての調整において急所以外耐え(6.25%)です。

 

 

(第1次選抜条件):

209,214;(2)と(5)の無振り時の乱数が70.70%より下となる。

その他  ;(2)と(5)の無振り時の乱数が41.41%以下となる。

 

(第2次選抜条件):

(6)の無振り時の乱数が70.70%より下となる。

 

 

<1・2次選抜結果>

  (1) (2) (3) (4) (5) (6) 落選理由
① H209(188) B125(28) D118(60) 100・100 53.13・70.70 6.25・6.25 6.25・6.25 12.11・12.11 41.41・41.41 ③に軍配
② H209(188) B126(36) D117(52) 100・100 53.13・70.70 6.25・6.25 6.25・6.25 12.11・17.97 41.41・41.41 ①に劣る
③ H209(188) B127(44) D116(44) 94.14・100 53.13・53.13 6.25・6.25 6.25・6.25 17.97・17.97 41.41・53.13 ⑤に軍配
④ H209(188) B128(52) D115(36) 94.14・94.14 53.13・53.13 6.25・12.11 6.25・6.25 17.97・17.97 53.13・53.13 ③に劣る
⑤ H209(188) B129(60) D114(28) 94.14・94.14 41.41・53.13 12.11・12.11 6.25・6.25 29.69・29.69 53.13・53.13  
⑥ H209(188) B130(68) D113(20) 82.42・94.14 41.41・41.41 12.11・12.11 6.25・12.11 29.69・29.69 53.13・70.70 ⑤に劣る
               
⑦ H213(220) B125(28) D114(28) 94.14・94.14 41.41・53.13 6.25・6.25 6.25・6.25 17.97・17.97 41.41・41.41  
⑧ H213(220) B126(36) D113(20) 94.14・94.14 41.41・53.13 6.25・6.25 6.25・6.25 17.97・17.97 41.41・53.13 ⑦に劣る
               
⑨ H214(228) B122(4) D116(44) 100・100 53.13・70.70 6.25・6.25 6.25・6.25 12.11・12.11 23.83・41.41 ⑫に軍配
⑩ H214(228) B123(12) D115(36) 100・100 53.13・53.13 6.25・6.25 6.25・6.25 12.11・12.11 41.41・41.41 ⑨に軍配
⑪ H214(228) B124(20) D114(28) 94.14・100 53.13・53.13 6.25・6.25 6.25・6.25 17.97・17.97 41.41・41.41 ⑩に劣る
⑫ H214(228) B125(28) D113(20) 94.14・94.14 41.41・53.13 6.25・6.25 6.25・6.25 17.97・17.97 41.41・53.13  
⑬ H214(228) B126(36) D112(12) 94.14・94.14 41.41・53.13 6.25・6.25 6.25・6.25 29.69・29.69 53.13・53.13 ⑭に劣る
⑭H214(228) B127(44) D111(4) 82.42・94.14 41.41・41.41 6.25・12.11 6.25・6.25 29.69・29.69 53.13・53.13 ⑫に軍配
⑮ H214(228) B128(52) D110(0) 82.42・82.42 41.41・41.41 12.11・12.11 6.25・6.25 41.41・41.41 53.13・70.70 ⑭に劣る

 

(第3次選抜):

同HP同士で最優秀配分を決め、H209は⑤、H213は⑦、H214は⑫という結果になりました。

(1)はあくまでも参考程度で、(3)(4)も結果的に殆ど意味が無くなったので、(2)(5)(6)でを考えており、その選考結果・落選理由を表の最右枠に記しています。

 

(第4次選抜):

まずは⑦と⑫で唯一異なる数値を示す(7)の4振りの場合を比較しました。(この「ヘド爆持ちのC4振りバレル」という条件自体が限定的すぎるので、考え無しに優先度の高いH214としたいところですが念のため)

214は213より試行回数を1回だけ多く確保出来ると考え、それぞれを3回と2回に設定して場合、41.41%を2回引き続ける確率が約17.15%なのに対し、53.13%を3回引き続ける確率は約15.00%なので、この条件においても結局H214の⑫に軍配が上がります。

 

次に⑤と⑫の比較ですが、これに関してはこのデータのみで言えば再び⑫に軍配が上がるのですが、⑤の確率でも特に問題は無いので、身代わりを6回以上張る事も考慮してH209としました。(詳細は下記)

A182ガブの逆鱗を残飯込みで2発耐える確率で見ても、⑤82.74%、⑦79.31%、⑫82.05%と⑤が1番高いです。

 

 

※ 受けループのヌオーは、①地震の枠に熱湯を採用した型の方が多い、②まとわりつく型も多くいる、③型バレしていない限りはトドゼルガにいきなり地震を撃つとは考えにくいといった事を考えると、ヌオーの地震の確率は妥協してもあまり支障は無いかもしれません。

また、モロバレルに関しても殆どはギガドレ持ちなので大抵はそれを考えて事前にデオキシスで壁を張る展開をしますし、ヤドランも大抵ウェポンは熱湯のみですが他にも持たせる場合は放射より高火力のものを採用する事の方が多いので、正直これ等の調整は保険でしかありませんが、他にするべき調整も思い当たらなかったのでそれらも基準としています。

 

こうした事を考えると、H209で特殊方面はワンチャン程度に確保しつつ、たまにいそうな頭のおかしいA4振りのヌオーを厚く見た下表のD12振りの型でも良いかもしれません。

というより、個人的にB11nやガブの乱数が気に入ったのと、地震連打で次々に身代わりを破壊してくるヌオーに会った時のヘイトが凄まじいことになりそうだったので此方を採用しました。一体先程の結論はなんだったのか()

 

・A182ガブの逆鱗は、上2つが残飯込みで87.55%で2耐え、一番下が87.89%(急所以外耐え)で2耐え

・D無振りの型は、C特化ハピの放射の乱数が12.11%に上がってしまう。

・D4振り・無振りの型は、C191メガゲンガーの壁下ヘド爆が6.25%から12.11%に上がってしまう。

 

H209(188) B132(76) D112(12) 82.42・82.42 41.41・41.41 12.11・12.11 12.11・12.11 41.41・41.41 70.70・70.70
H209(188) B133(84) D111(4) 82.42・82.42 23.83・41.41 12.11・23.83 12.11・12.11 41.41・41.41 70.70・70.70
H209(188) B134(92) D110(0) 70.70・82.42 23.83・23.83 23.83・23.83 12.11・12.11 53.53・53.13 70.70・82.42

 

 

 

<身代わりの連続試行回数について>

 

(1) H205~207(16n+13~16n+15)の場合

残飯回復量n=12なので、身代わりを4ターン連続で張った時点での回復量は4n=48となります。

5回身代わりを張るために必要な総HPは(4n+3)・5=255なので、H205~207(総HP253~255)に5回目の身代わりを張れる数値は存在しません。

 

(2) H208~217(16n~16n+9)の場合

残飯回復量n-13なので、身代わりを4ターン連続で張った時点での回復量は4n=52となります。

5回身代わりを張るために必要な総HPは、H208~211(総HP261~263)の場合が4n・5=260、H212~215(総HP264~267)の場合が(4n+1)・5=265、H216~217(総HP268~269)の場合が(4n+2)・5=270なので、HPが1以上残るH209~211(16n+1~16n+3)・214~215(16n+6~16n+7)しか5回目の身代わりを張る事が出来ないというわけです。

(今回は16n+10~16n+12の場合に当たるHPがありませんでしたが、以上の考え方から16n+11の場合も可能であると分かります)

 

結論として、身代わりを5回張れるHPは一般に16n+1~3,6~7,11の場合であり、身代わりの耐久値のみを考えるのであれば16n+1,6,11が有用であるという事が言えます。

 

但し注意しなければならないのは、16n+6~7,11の場合は残飯回復効率が落ちるだけでなく、HPをそれぞれ1,2ずつ減らしながら5回身代わりを張っているという事実です。

これは、16n+6,11の場合は6回目の、16n+7の場合は7回目の身代わりを張る機会が仮に訪れた場合に16n+1の場合に比べて1ターン遅れてしまう事を意味しています。

 

そのため、残飯発動回数が8回以上になる可能性のあるポケモンは基本的に16n+1~3にするのが最善択であると言えます。